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斎藤政一 遺作展
斎藤政一 遺作展

昨年惜しまれつつも89歳で逝去した斎藤政一。
故郷・秩父を愛し、陰影の深い色彩と、揺るぎない構成力で私たちを魅了してきました。
本展では絵に向かい続けてきたその画業と人生を振り返ります。最後の文人画家として自らの絵を深く掘り下げた画家の世界をご高覧ください。

会期

2015年9月14日(月)〜26日(土) 会期中無休
11:00〜19:00 
9/20(日)〜23(水・祝)、26(土)は17:00まで
※9/13(日)、9/27(日)は休廊となります。

ミニコンサート

9/20(日) 14時〜

「斎藤政一 遺作集」

A5サイズ・カラー 27作品掲載 1,080円(税込) 
会場にて販売いたします。

斎藤政一 遺作展
「北山杉 雪後」油彩P20号

 

斎藤政一 遺作展
 
斎藤政一 遺作展
「モーゼル河畔の集落」油彩6号
斎藤政一 遺作展
斎藤政一先生
斎藤政一 遺作展

簡素でゆるぎない強さと、陰翳の深い滋味。
秩父の風土に根を下して、
その画業を貫いた斎藤政一さんの絵は、
どこか素朴であたたかい。
造形の奥に流れる静かな抒情には、
文学への永遠の憧憬が秘められていた。
二〇一四年十月四日、八十九歳で
亡くなられた画家を偲んで、遺作展が開かれる。

花あしびというと、大和への思慕を綴った堀辰雄の『浄瑠璃寺の春』を思い浮かべるが、重なるように、斎藤政一さんのあたたかい灯をともしたがごとき優しい眼差しや、穏やかな笑みが浮かんで、諳(そら)んじた文章の一節を朗々と詠われる声が、不思議なリアリティを持って甦ってくる。  
可憐な釣鐘型の白い花が房になった馬酔木(あしび)の梢を渡る風の声を聞くような、はろばろとした節まわしが、じんと胸を打つ。
万葉の古えが刻みこまれた大和路の風物を慈しみ、堀辰雄や津村信夫が生き、愛した信濃路の高原のきらめく夏に心震わせて、画帖を抱えた旅の何処に在っても、詩歌や文章の一節を口ずさむことで、絵筆から溢れ、こぼれ落ちたやみがたい詩情を表現されたのだと思う。

 画家は生得のロマンチストだった。
「制作に疲れて画室で目を閉じる。いつもきまって詩や文章が浮かんでくる。私は十六歳ごろから本気で小説家になろうと思っていた」と画文集に綴っている。斎藤さんの絵の世界と文学は表裏一体といっていいほどの関わりを持っていた。なかでも若い日に耽読した堀辰雄から受けたものは作品に通底して流れ、ロマネスクな夢想が透明な抒情の源となって、重厚な造形の奥で静かに発光し続けてきたといえるだろう。実際に、制作する上でもその資質は生かされている。
「実景をそのまま描くのでは、僕の場合は絵にならない。構想を図にして、日記のように描き止め、考えがまとまるまでさまざまな案を描いて練るんです。あたかも絵で小説をかいているような具合です」
純粋に造形だけではない、不可欠なもの。それが文学であり、思いを豊かにふくらませる人間的な時間を持つことであったのだ。

...この続きは「月刊一枚の繪」2015年9月号で

 

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