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銀座ギャラリー一枚の繪

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村田真樹 陶展
 

ギャラリー一枚の繪で、あえて陶の個展をさせていただきます。これまで30年有余年の作陶で模索してきた、工芸における美術表現の一端を月・音楽などをテーマにオブジェから花器までご覧いただければ幸いと存じます。      

村田真樹
会期

2016年9月12日(月)〜24日(土) 11:00〜19:00 
日曜・祝日・最終日は17:00まで

作家出席日:会期中出席

9/12(月)、13(火)、16(金)〜19(月・祝)、22(木・祝)〜24(土) ほか

※9/11(日)、25(日)は休廊させていただきます。

 

村田真樹 陶展
村田真樹 陶展
村田真樹 陶展
大鉢 音楽 陶 h13.5×w48.0cm
村田真樹 陶展
村田真樹先生
素朴な土味を残したおおらかな形。ブランクーシの彫刻を思わせるようなモダニズムと、ほっくりとやさしいぬくもりがあって、どこかに屈託のないユーモアも感じさせる。
たとえば、白と黒の釉を掛け分けた陶のオブジェ『偶』(2015 日展)に向き合っていると、黙して語られぬ物語を想像して、見る人の思いは、遠く、遙かにいざなわれていくのだ。
鎌倉市、浄明寺の村田真樹さんの工房では、すでに今年の日展出品作の成形が手掛けられていた。
「昨年から犇瓩箸いκ源にインスパイアされて、新しいシリーズをはじめたんです。人形という意味がある犇瓩賄擽の偶であり、偶数、偶然と二つのものが出会うことでもある。すべてがその字に含まれているのが面白いなと思って」。金鋸の刃で面を、かきべらで細部を整えながらいう。
台の上の土の像は、人の上半身ぐらいはあろうかという大きさ(中は空洞で、通しの粘土の柱を立て、その柱にそって魚の骨のような骨組みがつくられている)。素焼すると、十五%ほど縮むそうだ。
見廻すと素焼きのミニチュアがたくさん置かれている。
「小さいものを何個も作ってみて、これは大きくできそうだというものを選ぶんです」
しかし、造形としての面白さもさることながら、土の塊から抽象彫刻を思わせる独自の象かたちを生み出すには、作者の思念が大きく関わっているに違いない。
これまで「月」をモチーフにして作品をつくり続けてきた。『月迷宮』(2010 日展特選)や『月の記憶』(2014 日展) など、金色に輝く月と階段、空に向かって開かれた扉口は、『偶』にも引き継がれている。
「それらのモチーフを通して、私が表現したいテーマは何かというと、犹間瓩反爾かかわってくるんです」
現実の向こうに広がる虚の世界。そこに流れるメタフィジックな時間を自在に可逆して、作品は、異空間、異次元にもつながっていく。


イタリア現代陶芸の巨匠
カルロ・ザウリとの出会い

「焼き物というのは時間を超えられる。時間を超越した素材であることに興味を抱いたのが、そもそもの出発点だったかもしれません」
父は洋画の重鎮村田省蔵(日展顧問日本芸術院会員)。だが、「油絵を描こうとは全く思わなかった」と振り返る。
「描くと父の絵そっくりになっちゃうんです。ずっと傍で見て育ちましたからね。これはダメだぞと」
きっかけは、高校生の頃、美術書で見た本阿弥光悦の樂茶碗だった。「まだ自分が何者なのかもわからず、どうしようかと思っていたときに、こんなものがつくれるのだろうかと衝撃でした。表現されているものが時を超えて凄いと思ったんです。そこには宇宙があった」
迷わず進路を決める。父の出身地で母校でもある金沢美術工芸大学の工芸科に入学、九谷の北出不二雄の教示を受け、伝統の色絵の課題にも取り組んだ。「薪窯で志野や織部を焼く美濃の先輩のところに夏休みに修業に行くと、ひたすら薪割りと掃除に土踏み(笑)」。その後、何代も続く瀬戸の陶芸作家のところで、伝統を受け継いで小さい頃から土に親しんできた、自分と歳の変わらない人が采配を揮っているのを見て、「同じ土俵ではとても無理だと思いました。違う道を模索しなければいけないと」。
折しも学生時代は、六十年代から七十年代に世界を席捲したコンセプチュアルアートやアヴァンギャルドの流れを受けて、陶芸でも新しい動きが活発だった時代。たとえば、京都で結成された八木一夫らの前衛陶芸集団「走泥社」は、実用を離れたオブジェ焼を確立して、現代陶芸の道を拓き盛んな活動をしていた。
「いま流行っている新しいことは、みんなあの時代に出ている…。僕らはそういうものを間近に感じ、見ていました」

・・・この続きは月刊一枚の繪2016年9月号にて
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