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銀座ギャラリー一枚の繪

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才村啓展‐光への憧憬-
才村啓展‐光への憧憬-
 

ギャラリー一枚の繪では、2年振り2度目の個展を開催いたします。
これまで訪れたヨーロッパ風景や信州風景の感動を描きこんだ油彩画の新作を中心に、約30点を発表します。光や色彩にこだわった作品をどうぞご高覧賜りますようご案内申し上げます。 

才村啓 
会期

2017年3月13日(月)〜3月25日(土)
会期中無休 11:00〜19:00
(日・祝・最終日〜17:00)

作家在廊日
3/13(月)、14(火)、17(金)、18(土)、20(月・祝)、21(火)、22(水)の午後出席。
休廊日:3/12(日)、26(日)は休廊させていただきます。

 

則武保弘展 ‐心象のリアリティ‐
「風景感」のある静物画

才村啓展‐光への憧憬-
旅立ち(ベニス) 油彩P10号

Q 昨年は日展の特選おめでとうございます。特選作品は静物画でしたね。
A ありがとうございます。日展特選は一つの大きな目標でしたので、とても嬉しく思っています。今回の作品もそうですが、最近は日展への応募作品はずっと静物画です。もともと風景スケッチが好きで、アトリエの窓をあえて南向きにして、普段はだいたい朝九時から午後三時くらいまで、光が移ろっていく中で、風景をスケッチするような感覚で静物を描いています。モチーフもはじめはごく大ざっぱに並べて、描いている途中で課題が見えてくるので、変更しながら描き進めていきます。
モチーフをそのままかっちり描いて構成や質感、立体感を追求する静物画ではなく、もっと絵画的な表現を目指して、色の模様としてものを捉えたり、印象派的に、風景のように静物を描くのが楽しいです。モネの静物画も、立体感や構成を重視するより、室内で風景画を描いているような感じですが、そんな感覚で描けたらいいなと思っています。
今まではサイドから光を入れていたのですが、日展特選をいただいた作品は、より「風景感」のある静物画を目指して、斜め後ろからのレンブラント光で描きました。やや逆光ぎみになりますが、実際に見て描いているので逆光でも色はよく見えるんです。その効果がまた面白くて、意図した表現に近づけることができました。


才村啓展‐光への憧憬-
新緑の信州(大町) 油彩特6号

より絵画的な表現を目指して
才村啓展‐光への憧憬-
才村啓先生

Q 風景画ではどのような表現を追求しているのでしょうか。
A 風景画もやはり、タッチにしても色にしてもより絵画的な表現を目指しています。現場の臨場感や柔らかい雰囲気を大切にして、パッと目に飛びこんでくるような風景画よりも、じっくり見ていて見飽きない絵ができればいいなと思っています。
大学時代は回りがみんなモダンアート志向の中、細密な写実絵画を描いていました。卒業制作選抜展に出した写実的な作品が美術雑誌に取り上げられ、このスタイルでやっていこうと思っていた頃、池田清明先生に出会いました。現在の画風に変わってきたのは、池田先生に師事して、写真ばかりを頼りにする細密絵画ではなく、直接ものを見て自然を前に描くことの難しさや喜びを感じるようになってからです。二十代半ばから計八年間、滋賀と長野の田舎に移り住み、「自然を師としなさい」という池田先生の言葉をずっと考えながら修行していたのですが、実際に現場で風景をスケッチしていると、そんなに細かいところまで見えないんですね。現場では限られた時間で仕上げないといけないということもあって、対象を簡略化しながら色模様としてとらえるようになり、それが今のタッチに繋がっています。
色づかいも、池田先生の五色描法(赤の絵具二本、青二本、黄の三原色と白の混色で描く)でずっと描いてきました。最近はパレットに並べる色を少しだけ多くして、紫とエメラルドグリーンや紫をポイントに使うようになり、絵が明るくなってきました。
また好きな風景画家であるカンスタブルやターナー、印象派ではモネ、シスレー、マルケ、シニャックなどからも常に影響を受けて、いいなと思うところは自分なりに取り入れるようにしています。

・・・・この続きは、2017年3月号「月刊一枚の繪」で

 

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