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銀座ギャラリー一枚の繪

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王 軍 水彩展
王 軍 水彩展
「花の季節」 水彩6号大  157,500円
ギャラリー一枚の繪で3回目の個展を開催いたします。
今回も水辺の風景と紫陽花などの花をモチーフにした
作品を出品いたします。
会期中は紫陽花が咲き乱れる季節です。
皆様に会場でお会いする事を楽しみにしております。
王 軍
会期
6月21日(月)〜7月3日(土) 
11:00〜19:00(最終日17:00まで)
6月27日(日)も営業いたします。
作家来場日
王軍 
6月21日(月)、23日(水)、26日(土)、28日(月)
7月3日(土)の午後2時から午後5時まで出席

今回の個展を記念して「王軍作品集2010」を発売しております。
カラー28P 30点掲載 20cmx20cm 1,500円(税込)
お求めはこちらからどうぞ。

下記は王先生に語っていただいた「水彩画の魅力」(月刊一枚の繪2010年5月号)の抜粋記事となります。

水彩画の魅力は「水と色の共演」 イギリス風の絵画と水墨画の融合

「本格的に水彩画を描きはじめたのは、日本に来てからなんです」

 来日して20年になる王軍さんから、意外にもこんなことを聞いた。中国で絵を学んでいた当時は、主にグワッシュ、油彩で制作していたという。1950年、上海で生まれ育った王さんは、76年に上海戯劇大学を卒業。当時の大学ではグワッシュを使うことが主流だった。
けれども、水彩画に興味をもつようになったのは、小学生の頃から。画集などに掲載されていた水彩画の作品に早くから目を奪われていた。
「そもそも、中国の水彩画はイギリスの絵画、水彩画の影響があります。水墨画も、紙と筆と水を使う点は同じなので、水彩画自体、中国では受けやすい素地があると言えます。この二つの技法を融合したものが、現代中国の水彩表現のひとつだと言えましょう」
小学生の頃から見続けてきた水彩画に対してこのように語る王さん。大学卒業後も、映画撮影所で舞台セットの美術設計や、雑誌のカットなどの仕事をしながらグワッシュ、油彩を中心作品制作を続けていて、現在のように水彩一辺倒に制作をすることはなかった。
来日したのは90年、40歳の時。日本は、美術館や画廊、情報が沢山あり、あらためて勉強するには当時の中国より環境が良かったという事情があった。東京藝術大学色彩研究室で色彩理論を学びながら、日本での作品制作活動がスタートした。中国ではあまり描くことのなかった、水彩画の作品を制作することが多くなっていった。

王 軍 水彩展
「冬日舒懐」 水彩P40号大 945,000円
王 軍 水彩展
制作中の王軍先生

水、色合い、筆使いがポイント

「水彩画の魅力は、『水と色の競演』なのだと思います。水彩画を描き続けていると、水の役割の大きさを実感します。混色したり画面上で色をぼかしていく時、水をどれくらい入れていくかによって色合いがさまざまに変化していくんです」
王さんの水彩画作品の制作は独特で、紙の表裏、紙と机の間まで水をたっぷり入れて着色していく。その中で、色彩は水とともに流動的に変化していき、予想外の効果が表れる。それが効果的であればあるほど、喜びになるという。沢山描いていても予想していたのとは異なる、思いがけない効果をみることがあるというのだ。「意外性の喜び」とも王さんはいう。そこに一瞬の美ともいえるような「水と色の競演」を見出しているのだろう。この効果は水彩画でなければ見ることができない。
水を入れることだけでなく、色合い、筆使いについても水彩画ならではの魅力があるという。
「色合いについて、私は灰色系の色を重視しています。緑陰や日陰の部分、陰の色をフォローするようなかたちで灰色系の色を入れています。私が渋い色調を好むということもあるのですが、明るい部分とのコントラストを表現するのによく使っています。でも、あまりこの色を入れ過ぎると、水彩の特徴である透明感が出なくなるので、くすまない程度に入れていくことを心がけています。
私は平筆を主に使います。運筆や紙に対する筆の角度や、紙に接触する面の大きさによって、タッチのバリエーションが増え、丸筆とは違った軽やかでさわやかなタッチが出せるからです」

練習は実験。表現の幅が広がる

 自身のアトリエで水彩教室を開いて10年になる王さん。最後に、水彩画をはじめようという人たちにアドバイスをもらった。
「私の教室の生徒さんにも話していますが、毎日少しずつでも継続して描き続けることが上達への近道です。続けることによって、知らず知らず上手くなっていくものです。最初は失敗の連続
ですが、失敗は悪いことではありません。それを生かして改善していけば良いのです。練習することは実験することでもあります。水を1入れるとこれだけの効果が出る。では2入れてみたらどうなるのか。3では、といろいろ試していくという気持ちで練習していくと、表現の幅が広がっていくと思います。その中で、自分の描きたい色合いを見つけていくことができるのです。また、風景画の練習をするのに、木なら木を、葉なら葉だけを練習するのも効果的です。これも、先ほどの実験と同じように考えて練習していくと良いでしょう。
紙については、最初は一種類の紙だけで練習すると良いでしょう。紙質によって、水の吸収や発色が異なるので、まずはこの紙と決めて、その特性を十分に理解し、生かして描いてみましょう。そこで技術的な基礎を身に付けてから他の紙を試していきましょう。絵具は、最初15色程度揃えて、混色して色を作っていきましょう。筆については、平筆のタッチが私は好きなので、形を描く場合はナイロン毛の、ぼかしたり、色をのばす場合は、リス毛の平筆といった具合に、いつもこの筆のコンビを使っています。皆さんも『水と色の競演』を楽しみましょう」

王 軍 水彩展
「香り漂いて」 水彩P5号大 136,500円
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