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田中章惠展 ―音の庭―
田中章惠展 ―音の庭―

生きとし生けるものが木洩れ日のなかで戯れる。
そう、音楽のような……。
ご高覧下されば幸いです。宜しくお願いいたします。

田中章惠
会期

2015 年1月19日(月)〜1月31日(土)
11:00〜19:00(日曜・最終日〜17:00)

作家在廊日

オープニングパーティー:1/19(月)17時〜19時

※1月18日(日)・2月1日(日)は休廊させていただきます。

「彩の風」油彩6号

いま何を感じ、考え、描いているのか。新進画家から人気画家まで、近況や画境をご紹介します。
田中章惠展 ―音の庭―
田中章惠展 ―音の庭―


音楽とともに

Q 昨年の二紀展準会員賞受賞作や弊誌での連載など、音楽と深く関わりの深い作品を多く発表されていらっしゃいますね。

A 私の制作スタイルは、まずアトリエでアトランダムに音楽を聴きながら、漠然と湧いてきたイメージの色をキャンバスに置いていくところから始まります。クラシックだったりジャズだったり、その曲の印象やそれに呼応する自分の気分によって、ピンク系、イエロー系、あるいはダーク系といったイメージで色面をつくっていきます。はじめから具体的にこれを描こうというものはないんです。心の向くままに色の下地をつくっていきながら、何かが見えてくるまで待つ。画面の中から、「何かがここにいるよ」、という感じが出てくるまでひたすら画面との不思議な対話のようなやりとりが続きます。制作過程の中でその作業が一番長く、楽しい時間ですね。そうやって見えてきたものを描いては消し、さまざまに変化していきます。ある程度まで進めていくと、今度は聴く曲が限定されてきて、たとえば「春」とか「復活」といったその曲のテーマを意識して画面をつくっていくこともあります。
 もともと声楽家を志していたこともあり、音楽は常に欠かせない存在でした。画家の道に進んでからしばらくは絵と切り離して考えていたこともありましたが、今では音楽抜きで考えられません。音楽のハーモニーに当たるのが絵の色調で、色の配置はリズム。まずそこから進めて全体像の流れを決め、あとからメロディーラインをつくっていく感じです。音楽そのものを描こうとしているわけではないですが、イメージにはまった曲とユニゾンしながら描いていくのはとても気持ちがいいですね。
 昨年度の二紀展出展作品「ombra mai fu」はヘンデル作曲の同名のアリアを聴きながら、美しい森、平和な眠りを守ってくれる木陰、満ちる光、その向こうにある楽園…などをイメージして描いたものです。制作の過程ではずいぶん迷い、出展一週間前はまったく違う絵だったほど変化もしましたが、この歌曲本来のテーマにも合った作品になったかなと思います。
田中章惠展 ―音の庭―
「たたずむ」アキーラ・クレヨン・和紙コラージュ4号
田中章惠展 ―音の庭―
「Bacchanales」 水彩3号大
田中章惠展 ―音の庭―
田中章惠先生
・・・この続きは、月刊一枚の繪2015年1月号にて
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