一枚の繪 2025年4・5月号 2025 Apr.-May No.609

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特集 水彩テクニック大解剖

今回の特集は、人気画家たちによる水彩画の実践講座です。にじみ、ぼかし、洗いの水彩三大テクニックから、風景、人物、花、静物などモチーフ別の描き方まで、水彩技法のすべてを人気画家たちが大公開。総勢43名による水彩テクニックの粋を極めた作品の数々をご紹介します。 麻布絵画塾では、新講座「山本佳子の不透明水彩教室」がスタートします。

【お詫びと訂正】
・一枚の繪2025年4・5月号44ページの徳田明子先生の画題のルビに誤りがありました。正しくは、「うつつ」です。訂正させていただくとともに、お詫びいたします。
・同じく4・5月号28ページの茅野吉孝先生の画題のルビに誤りがありました。正しくは、「きざ(し)」です。訂正させていただくとともに、お詫びいたします。

販売価格 1,320円(税込) 発売日 2025/3/21 判型 29.7×21.0×0.7㎝ 購入する 定期購読(どこよりもお得です!)

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特集 水彩テクニック大解剖

瀧川信介

【テクニック講座】

<にじみ>

葉の表現はウェット・イン・ウェット
グラデーションで緑の微妙な変化をつける

王 軍

<ぼかし>

絵具の粒子を少しずつ動かすイメージで
優しくなでながら丁寧に伸ばしていく

小野月世

<洗い>

紙の繊維と絵具のコラボレーション
中間色の深い色合いを引き出す

滝田一雄

【モチーフ講座】

<風景>

モチーフの必要に応じた技法を使い
空間の遠近感を出す工夫をする

コヤマ大輔

<人物>

まずは細部にこだわらず大らかに
みずみずしい画面づくりを楽しむ

高根沢晋也

<花と静物>

エッジを出す部分と同化させる部分
見る人に想像させる余白を残す

春﨑幹太

<風景を描く>

納得するまで繰り返し絵具を重ねて
趣のある深い色合いを出す

大場再生

ウェット・イン・ウェットと
ドライブラシで描く街の雑踏

岡山昌弘

美しい絵肌を心がけるため
下描きは最小限にして色で描く

蛯子真理央

茅野吉孝/木下博寧石垣 渉入江英三西滝直人/六反田英一内田信隆山本武美木村将興金田勝則

<人物を描く>

線を引くことで立ち上がる
躍動する踊り子たちの姿

広田 稔

ふき取ることができる不透明水彩
修正を繰り返すことで納得の画面へ

山本佳子

女性像は顔が大切
頭部から描くことで立体を強調できる

大久保佳代子

徳田明子大友義博坂内和則有川利郎佐々木英子平 千賀子/滝沢美恵子

<花・静物を描く>

技術は自由に描くためのもの
ふんだんに絵具を使って楽しもう

大原行裕

金箔と銀箔を施し描いた
動と静のコントラスト

白井洋子

静物画は構図の取り方が重要
美しく咲く花の姿を表現する

松尾直子

遊馬賢一いとうゆきこ野津手重隆野澤奈穂子西 凉子秋元由美子甲本喜胤佐瀬芙美子


巻頭ギャラリー 柳澤利光

失われゆく時間を紡ぐ
「在る」ということの神秘

絵の描き方 麻布絵画塾

森𠮷 健の油彩画教室 1
コヤマ大輔の水彩画教室 最終回
新講座 山本佳子の不透明水彩教室 1
一枚の繪コンクール 選者◎コヤマ大輔

連載

今月の詩 久保博孝
美の道標 最終回 入江 観
絵描きたちの「お悩み名言」最終回 不忍しのぶ
アーティスト・ナウ156 才村 啓

アートニュース

大原行裕展2025/一枚の繪4・5月号コレクション展/第4回 北の具象作家展/細川 進展/一枚の繪人気作家展/西滝直人 油彩画展/第2回 中村祐子 日本画展/

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