今月のおすすめ作品<光にきらめく>お知らせ

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早春から芽吹き、桜、やがて目に沁みる新緑へ。めぐる季節の光にきらめく山々、川、樹々…。今月は、早春から緑のシーズンへ移り変わる時期の光あふれる風景作品の中から、おすすめの5点をご紹介します。

野津手重隆 「早春の武蔵野」


「早春の武蔵野」水彩8号大号(25.2×57.0cm) 165,000円(税込)
のって・しげたか
萌芽更新(ほうがこうしん)のため、切り倒されたばかりの雑木林の一角。ひこばえが切り株から顔をのぞかせるのもこれから。たっぷり降り注ぐ太陽に乾いた落ち葉が敷き詰められた地面からの照り返しが相まって、周辺の木々が一段と輝きを増している。(野津手重隆

秋山拓也 「五稜の丘より」


「五稜の丘より」油彩8号 176,000円(税込)
あきやま・たくや
北海道美瑛町の周りは広大な大地に春は新緑、秋は紅葉と毎回訪れるたびに心が高揚します。ここは二十代の頃に大雪山連峰も望める場所を求めて最初に訪れた思い出の場所です。(秋山拓也

山本佳子 「早春の吉井川」


「早春の吉井川」油彩10号 330,000円(税込)
やまもと・よしこ
吉井川は幼い頃から遊んだ思い出の場所です。ここ数年、春を予感させる頃のこの風景がとても好きでときどき散歩します。まもなくてんとう虫が出てきて、そのうちひばりがさえずるのです。(山本佳子

コヤマ大輔 「若葉」


「若葉」 水彩8号大(33.6×47.5cm) 154,000円(税込)
こやま・だいすけ
新緑の期間は短く貴重な季節であり、特別な季節です。特に、柔らかさを感じる明るい緑に黄色味を感じる西陽の当たる時間帯は、毎年感動を覚えます。セルリアンブルーやカドミウムイエローを使い、明るい色味を心がけました。(コヤマ大輔

髙柳 惟 「朧気」


「朧気」 油彩M6号 198,000円(税込)
たかやなぎ・ゆい
春先の季節、草木が柔らかい黄緑色から鮮やかな緑色に変わっていく様子は、色彩の表現が難しくもありますが、繰り返し描きたくなるものです。その年その年で出合える風景は違いますが、季節ごとの良い風景とのめぐり合わせを大切にしています。(髙柳 惟