今回は、人物、植物、異国の情景などをモチーフに、独自の表現を追求している日本画家・村山美代子の特集です。「記憶の中の風景」をテーマに描いたおすすめの新作5選をお届けします。

村山美代子　私の愛した海

私の愛した海　日本画８号　176,000円（税込）
春先に訪れた南仏の夕暮れの空を映した海の色がいつまでも瞳に焼き付いています。静寂の中に自分自身を置いてきてしまったような。あの海に心が囚われている。（村山美代子）

村山美代子　永い午后

永い午后　日本画８号　176,000円（税込）
新宿御苑の温室での絵です。時々雨が降るような曇り空のもと、重さのある空気に包まれて全てが時を止めたような沈黙のなか、水だけが動いている。水面に映る葉を描くのが楽しかったです。（村山美代子）

村山美代子　翠雨

翠雨　日本画8号　176,000円（税込）
温室の連作。雨にけぶる窓の外と、虫食いの葉が素敵だなと思った瞬間を残したいと思いました。（村山美代子）

村山美代子　パレード

パレード　日本画15号　330,000円（税込）
異国の色使いに魅了されたカーニバルのパレード。手作りの素朴さに心惹かれました。思い出の景色は喧騒の中にあったはずなのにとても静かです。（村山美代子）

村山美代子　La ronde

La ronde　日本画20号　440,000円（税込）
中世の城壁が残る街でのお祭りの風景。中世の衣装に身を包み踊る人々が印象に残っています。（村山美代子）