今月のおすすめ作品<Summer FairセレクションⅡ>お知らせ

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美術雑誌『一枚の繪』2026年6・7月号は、巨匠から新進気鋭の若手まで164人の現代作家の最新作を一堂に掲載する特別号。今年の掲載作品239点の中から選抜したおすすめ作品第2弾として、5点をご紹介いたします。

櫻井孝美 「郁」


「郁」 油彩S4号  660,000円(税込)
さくらい・たかよし
4号正方形のキャンバスに赤、白、黄、オレンジ、ピンクなどのバラの花を描き出した。花瓶は文様化したボタンの花を描き込んだ。背景は赤と緑とした。この作品は、私が常々感じている花を慈しむ思いを表現した。(櫻井孝美

笠井誠一 「コップと洋梨」


「コップと洋梨」 油彩SM  550,000円(税込)
かさい・せいいち
静まりかえった卓上の空間。清澄な色面に輪郭線でくっきり大胆に平面化されたものたち。昨年惜しまれつつ亡くなった画家の最晩年の作品です。筆触の生々しさや色の濃淡、陰影などを抑えた乾いた絵肌にひたすら純化されたものたちは、「在ること」の不思議を問いかけてきます。

山田嘉彦 「紅雲」


「紅雲」 油彩3号 550,000(税込)
やまだ・よしひこ
太陽が昇る、また沈む情景を描いたことは何度もある。瀬戸内海へ写生に行った頃から日の出、夕照を描くことが始まった。その後は南房総に足繁く通い、外房の海を描く中で生まれた一枚です。(山田嘉彦

山本 貞 「薔薇と海」


「薔薇と海」 油彩4号    1,320,000円(税込)
やまもと・てい
数日滞在しているホテルに、海に面した窓があった。その窓辺にたまたま部屋にあった薔薇の鉢を置いてみた。すると、いつもと異なった光景がそこに見えた気がした。(山本 貞

成田禎介 「庭園」


「庭園」 油彩4号  660,000円(税込)
なりた・ていすけ
六甲の山の庭園に出かけた折に見つけた風景。のどかで美しい風景だが、それはヒントとして取り入れたのみ。作品では独り歩きをして、すっかり変わってしまっているが、明るい風景の印象が残っている。(成田禎介