今月のおすすめ作品<魅惑のヨーロッパ風景>お知らせ

シェアする

ギリシャ・ローマ美術を生み、ルネッサンスの天才たちが活躍し、溢れる陽光が印象派の画家たちを虜にした地…ヨーロッパの美しい風景は、現代の画家たちをも魅了してやみません。今回は、フランス、ギリシャ、スイス、イタリア、イギリスの風景を描いたおすすめ作品5点をご紹介します。

蛯子真理央 「田園の朝」


「田園の朝」 油彩6号 308,000円(税込)
えびこ・まりお
毎年2ヶ月間ほどフランスに取材に出かけています。近年はもっぱらブルターニュや南仏の田舎を開拓中。民泊サービス「Airbnb」で人口2千人ほどの村に一軒家を借り、そこを拠点にレンタカーであちこちを回ります。まずはGoogleマップを頼りにモチーフの場所まで出かけ、描けそうな場所を徒歩で探します。現場では油彩を描きますが、光が変わるので3時間ほどで一旦ストップ。調子が良いと2枚目にチャレンジします。現場描きでいつも面白く感じることのひとつが、後ろからのぞき込むギャラリーたちの反応。調子が良いときは、不思議と足を止めてじっと見ている人も多く、逆にどうにもうまく進まず筆も逡巡していると、後ろの人々も素通りです。「人間の視線というのは実に正直だな」と感じる瞬間です。(蛯子真理央

山本佳子 「サントリーニの路地」


「サントリーニの路地」 油彩P4号 154,000円(税込)
やまもと・よしこ
もうずいぶん前に訪れたギリシアのサントリーニ島。美しさに感動しすぎ、なかなか描けなかったのを思い出します。エーゲ海を見ながらいただいたヒラメと鯛のムニエル、そして白ワインは最高でした!(山本佳子

野口俊介 「詠う風(ミューレン/スイス)」


「詠う風(ミューレン/スイス) 油彩M6号 198,000円(税込)
のぐち・しゅんすけ
スイス・ミューレンの高原。眼下に広がる花畑、遠くに雪を抱いたアルプス。そこでは風が主役だった。花を揺らし、草を渡り、谷をゆっくりと吹き抜けていく。この風を絵にしたいと思った。ヴァカンスに出ると、光と風がさまざまな表情を見せてくれる。私にとってそれは、自然が与えてくれる最高の贈り物だ。(野口俊介

才村 啓 「或る夕に―Venice―」


「或る夕に―Venice―」 油彩4号 132,000円(税込)
さいむら・ひらく
日が傾き、街に灯がともり始める黄昏のベネチア。静かな水面に映る光はゆっくりと揺れ、街は昼から夜へと姿を変えていきます。魚介料理や賑やかなバルの気配に包まれながら、これから始まる長い夜への期待感も重ねました。旅先ですごす時間の豊かさと、その場所に流れる空気を色彩の中に閉じ込めたいと思いました。(才村 啓

田所雅子 「緑風のコッツウォルズ」


「緑風のコッツウォルズ」 油彩P6号 198,000円(税込)
たどころ・まさこ
ラベンダーの季節にイギリスのコッツウォルズへ女友だちと出かけました。泊まったホテルの町から歩いていったローアースローターの村で「何か飲みたいね」とパブに入りました。パブなんてはじめてで英語も心もとなかったのですが、リンゴジュースと氷を注文することができました。度胸ある友人のおかげで、小さな冒険をたくさんすることができました。(田所雅子