今月のおすすめ作品<魅惑のヨーロッパ風景Ⅱ>お知らせ

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ヨーロッパならではの文化の薫り。特有の地形や空気感。洗練された色彩。先月に続くヨーロッパ風景第2弾として、おすすめ作品5点を紹介いたします。それぞれの画家独自の視点と表現で描き出す旅情をお楽しみください。

入江英三 「イングランドの麦畑の空」


「イングランドの麦畑の空」 紙に油彩8号大(28.5×46.3cm) 132,000円(税込)
いりえ・ひでみ
米の国・日本に水田があるように、パンの国・イギリスでは麦畑が南部地方に広がっています。小さな保存鉄道から見える一面にに麦畑。遠くに広がる低い丘。どこまでも水平な世界です。雲が幾重にも曇天の空に広がる広々とした空間に地球を感じる、そんな風景に魅せられて作品にしました。水彩紙に油彩画用の下地剤を塗布し、油絵具で描きました。(入江英三

福島唯史 「パリ」


「パリ」 油彩P10号 440,000円(税込)
ふくしま・ただし
画学生の頃、佐伯祐三が描いたパリに思いをはせ、はじめて訪れたのが1990年のこと。ニコラ・ド・スタールの作品をはじめて見たのもパリでした。セーヌの向こうにノートル・ダムを望むスケッチから、比較的短時間で描いた30号の油彩は、私にとって大切な原風景となりました。その後、欧州取材はライフワークとなり、パリを起点にいろいろな街を訪れました。私は絵描きですから、風景を見れば常に「構図」を探ってしまいます。これは職業病だろうと思います。(福島唯史)

遊馬賢一 「朝のオビドス(ポルトガル)」


「朝のオビドス(ポルトガル) 油彩6号 352,000円(税込)
あすま・けんいち
ポルトガル・リスボンから90キロほどの「谷間の真珠」と称されるオビドスは城壁に囲まれた村で、中世の石畳と白い壁の家々が美しく、スケッチポイントがいくつもあります。時刻によっても見え方が変わるので、一日中楽しめました。(遊馬賢一

山田嘉彦 「遥かなる山河」


「遥かなる山河」 油彩6号 990,000円(税込)
やまだ・よしひこ
12世紀、イギリスの獅子心王リチャード1世によって築城されたシャトー・ガイヤールは、フランス・セーヌ河畔のレザンドリーの街近く、小高い丘の上にある。アンリ4世によって陥落、のちに廃城となる。城壁だけが残されており、ここから眺める蛇行するセーヌと周辺の森は美しい。歴史を秘めた古城と山河を描いた。(山田嘉彦

大山智子 「Swanage ドーセットの港(スワネージ)」


「Swanage ドーセットの港(スワネージ)」 油彩M10号 209,000円(税込)
おおやま・ともこ
イングランドのドーセット州南東部にあるスワネージの港。ジュラ紀の地層の残る土地から見た夏の夕暮れに淡く染まる港は、悠久の時を感じさせる。(大山智子