Spotlight-画家インタビュー 北の具象作家たちPickup

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「鐘鳴る街-函館ハリストス正教会」 油彩6号  132,000円

志田 翼「鐘鳴る街-函館ハリストス正教会」 油彩6号 132,000円

「道東風景」 油彩M6号  165,000円

髙柳 惟「道東風景」 油彩M6号 165,000円

「初夏(北大・古河記念講堂)」油彩6号  198,000円

武石英孝「初夏(北大・古河記念講堂)」油彩6号 198,000円

「ザクロとひまわり 」油彩4号 88,000円

丹治智陽「ザクロとひまわり 」油彩4号 88,000円

「羊蹄新緑」油彩4 号 154,000円

茶谷雄司 「羊蹄新緑」油彩4 号 154,000円

「冬の時計台」 油彩10号  440,000円

西田陽二「冬の時計台」 油彩10号 440,000円

「summer blue」油彩特10号(30×70㎝)330,000円

野口俊介 「summer blue」油彩特10号(30×70㎝)330,000円

「新得風景(日高連峰を望む)」油彩6号  220,000円

三浦賢治「新得風景(日高連峰を望む)」油彩6号 220,000円

「イクラのグジェリ 」油彩P4号  154,000円

宮地明人「イクラのグジェリ 」油彩P4号 154,000円

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北海道出身作家による具象絵画のグループ展「北の具象作家展」。2019年に始まり、今年、第4回が開催されます。発起人の野口俊介先生と今年の出展作家の方々に、北の具象展に寄せる思いや今回の展覧会に向けてのメッセージを伺いました。

「北の具象作家展」発起人の野口俊介先生

北海道出身作家が集まって

Q.「北の具象作家展」が始まったきっかけとこれまでの歩みを教えてください。
野口:北の具象作家展は2019年に私が発起人となり、北海道出身作家にお声掛けして、ギャラリー一枚の繪で第1回展が開催されました(金沢、札幌に巡回)。第2回展はコロナの影響で1年延期になり2021年に開催(金沢巡回)、第3回展は2023年に開催され、今回が4回目となります。
私は北海道出身で大学進学を機に北陸に転居したのですが、故郷を離れて改めて北海道の魅力を再認識しました。また多くの作家と交流するなかで生まれ育った地域の特色が作品に影響を与え、個性を生み出している気がしておりました。親しくしている作家仲間にも北海道出身作家が多かったことから、北海道出身作家の作品を一堂に集めた展覧会を開催してみたい、多くの方に作品を見ていただきたいと思い、このグループ展を企画しました。

同郷の作家が醸し出す空気感

Q.北海道出身作家のグループ展について、それぞれどのように感じていますか。またメンバー間で共感したり刺激を受けることは?
野口俊介(光風会会員、日展会友):同郷の一体感が展覧会全体のまとまりを生み出しているように感じます。のどかな北海道の風景の中で感じられるような、穏やかで温和な空気が漂う展覧会になっていて、会場で見ていると癒されます。毎回、私自身とても楽しみにしています。具象を制作するメンバーなので、近いモチーフとなる共通テーマの作品では、それぞれの視点や表現を見ることはとても刺激になります。白の扱いや、空間の広がりを表現する部分に共通点を感じます。

志田 翼(独立美術協会会員):会派もキャリアも異なりますが、同郷というだけで同窓会のような喜びがあります。作家それぞれの故郷(北海道)への眼差しを感じられるのが楽しみです。また、共通テーマのお陰で無心で作画を楽しめました。学生に戻ったような新鮮さです。

髙柳 惟(光風会会員):会派は違っても、具象表現をしていて出身地が一緒の作家交流は、独特の一体感を感じています。学生時代に教わった方、大学の先輩など、身近に感じているが故の安心感があります。一方で、自身の作品を変遷も含めて見られているところに緊張感があります。

武石英孝(光風会会員、日展会友):北海道内にいてもなかなかお会いすることができない面々ですが、作品を並べるとなぜか昔から知っていたような気持になるから不思議です。それぞれの持つ”北海道”に、なるほど!と改めて気づかされます。絵画のグループ(会)が違っても、同じ空間で陳列できるのはとても勉強になります。お互い頑張ろうね!っていう活力にもなりますね。

丹治智陽(新制作協会所属):北海道出身で道内、道外のいろいろなところに現在住んでいるメンバーが、「北海道」というキーワードで集まった展覧会に参加することは、作品発表の場であり学びの場にもなりました。いつもどこかでメンバーや作品のことが頭のすみにあるのか、前回の展覧会からそんなに時間がたった感じがしません。メンバーから聞かせてもらう話は、自分の今後の制作活動の参考になっています。

茶谷雄司(光風会会員、日展会友):北海道の作家がある程度のまとまりを持って発信し、認知してもらうことが、北海道の文化の振興につながると思っています。今までも北海道の出身作家グループを他にもやってきましたが、これからも継続していく事が大切だと考えています。お互いに経験を重ねるごとに作品はレベルアップしているので、グループ展は刺激になっています。

西田陽二(光風会理事、日展会員):若い頃は自分が北海道出身というのが好きではなかったが、年を重ねるごとに逃れようもなくそれが自分であると思えるようになってきました。仲間が増えると気も強くなり、北海道出身が長所に思えてくるのが嬉しい。今回はテーマが北海道なので、より北海道を見つめ直す良い機会となりました。

三浦賢治(金沢美術工芸大学教授):世代や会派を越えて集う、同郷の作家が醸し出す独特の空気感が、この展覧会の魅力になっていると思えます。第1回展から参加させていただき、光栄でした。出品者皆さんの独自の視点と技術で提示された作品群、そして交流をとおして大変勉強させていただきました。またギャラリースタッフの皆様との会話からも学びがありました。

宮地明人(独立美術協会会員):北海道出身の作家が、会派を超えて集まり展覧会をできることがとても有意義であり、嬉しく思っています。具象という共通した表現の中で、メンバーそれぞれが培ってきた筆致や色彩、作品から漂う雰囲気に魅力を感じています。今回は、各作家が「北海道」をテーマに、どのような内容で制作した作品なのか楽しみです。

それぞれの作家が感じる「北海道」を表現

Q.今回の展覧会にむけてメッセージをお願いします。
野口:ギャラリー一枚の繪で4回目となる今回の「北の具象作家展」では、それぞれの作家が感じる「北海道」をテーマとした作品を中心に発表いたします。北の大地で育まれた感性と各作家の個性が融合した作品の数々をお楽しみいただければ幸いです。北海道出身作家による具象絵画の現在をぜひご覧ください。

◎「北の具象作家展」これまでのテーマと出展作家
<第1回展 2019年>
各作家の紹介を意識して共通テーマは設けず個々の作品を発表。
高柳惟、武石英孝、丹治智陽、茶谷雄司、塚原貴之、西田陽二、野口俊介、三浦賢治、宮地明人(学生参加:谷口進吾)

<第2回展 2021年>
共通テーマ「北の思い出」として幅広い解釈の北海道を感じる作品を発表。
志田翼、高柳惟、武石英孝、丹治智陽、茶谷雄司、塚原貴之、西田陽二、野口俊介、三浦賢治、宮地明人(学生参加:桜井旭)

<第3回展 2023年>
各作家の個性を前面に押し出した作品を発表。
志田翼、高柳惟、武石英孝、丹治智陽、茶谷雄司、塚原貴之、西田陽二、野口俊介、三浦賢治、宮地明人