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西村計雄生誕100年

一枚の繪 3月号
Mar. 2009 Vol.451
ピカソの画商ダニエル=ヘンリー・カーンワイラー(Daniel Henry Kahnweiler)に絶賛され、世界にその名を認められた画家、西村計雄。
絵が好きだった父親の援助で幼少より画家を志し、東京美術学校で絵を学ぶ。その後教職に就くが、日本にいては自分の描きたい絵が描けないと、夢であったパリに渡り、絵描きとしての才能を開花させた。
2009年で生誕100年。西村計雄が遺した絵は色褪せるどころか、現代においても絵画とは何かを問うように、その輝きを失わない。
 
左から長女・育代さん、ひとりおいて文子夫人、
カーンワイラー氏、西村先生
【世界が認めたニシムラ】 
戦後間もない1951年、日本人にとってパリは遠い異国であった。西村計雄は妻と3人の子を残し、ひとり旅立った。
極貧の生活からパリ美術界で評価を得るまでに、いろいろな出会いがあった。ピカソの育ての親として有名な画商カーンワイラー氏。
カーンワイラー氏に西村計雄を紹介した応用微生物学者で発酵、醸造の世界的権威、坂口謹一郎氏、そして作品を評価した美術評論家たち。「世界のケイユ・ニシムラ」に押しあげた彼らからの西村計雄パリ時代の証言。

瀧口修造 
「西村計雄氏は私の旧友のひとりである。(中略)西村氏の絵の発想を支えて、たえず異常といえるほどの潜熱を失わないのは、おそらく直情的な素朴さといったもの、静かな観照のなかからさえ紡ぎ出さざるをえない生命の賛歌なのである」
ダニエル=ヘンリー・カーンワイラー
「彼の用いる控えめな単純化は作品の表面に出ているもの以上に内面的豊富さの価値を現している。東洋と西洋芸術を結びつけた西村の作品には今までに使われたことのない表現の発見が加えられている」
 
【父はお砂糖 母はお塩】 
ともにパリで暮らした長女・育代さんに画家、そして父親としての西村計雄の知られざる横顔を回想していただいた。
文子夫人と最初に住んだ椎名町のアトリエは「池袋モンパルナス」とよばれた地域にあり、画家達があつまって批評したり、意見を述べあったりしていた活気のある当時の画壇が偲ばれる日々の想い出。
このころ西村計雄は日本画壇で順調な滑り出しだった。ところが、西村計雄はその生活を捨て単身パリへ渡り16区のアパートの簡素な女中部屋をアトリエにした生活をはじめる。
屋根裏の厳しい寒さに耐えながら、窓拭きのアルバイトをしながら、西村計雄はカーンワイラー氏に出会い、ベルネーム・ジュンヌ画廊での個展を成功させ、ついに渡仏から10年後、家族をパリに呼び寄せた。
家にいて絵の制作に没頭しながらも子供たちを優しく面倒見てくれた父と、絵の営業で外回りが多く忙しくしていた母の存在、家族の生活ぶり、温かいエピソードが次々と語られる。

2000年12月4日、晩年を過ごした大田区のアトリエで西村計雄は天国へ旅立った。アトリエには12月1日から4日で描きおえた作品やイーゼルにはまだ描きかけの絵ものこされていた。
このアトリエは現在小さな美術館として公開されている。また絶筆の作品は郷里、北海道の共和町西村計雄記念美術館に数々の作品とともに飾られている。
生誕100年に先立ち、2007年12月4日、パリのアトリエに記念プレートが設置された。

詳しくは3月号をご覧ください。
西村計雄の作品を観るには・・・ 
共和町西村計雄記念美術館
岩内町荒井記念館西村計雄美術館
沖縄平和祈念堂
西村計雄のアトリエ
西村計雄生誕100年展 ギャラリー一枚の繪 2月13日(金)〜2月27日(金) 
詳しくはこちら!
 
『パリ郊外’58』 原画 40号
50.3×42.4cm 額付
(額付は天地左右 150mm〜200mmほど大きくなります。)
※画像をクリックすると拡大されます。
価格:105,000円(税込)
個数:
『ハイデルベルク’64』 原画 特10号 
45.5×31.1cm 額付
(額付は天地左右 150mm〜200mmほど大きくなります。)
※画像をクリックすると拡大されます。
価格:73,500円(税込)
個数:
【ジグレー版画】
西村計雄生誕100年を記念して制作いたしました。ジグレー版画は原画をデジタル情報に変換し、高精度のプリンターで版画用紙に再現する新しいアートプリントの技法。気軽に西村計雄作品をお部屋に飾って楽しめます。



e-gallery でもほかの作品がお求めいただけます。
「月とけし’77」 「花’74」
「アトリエから見たクリスティヌ通り’80」 「マロニエ ’77」
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この号を買う 価格:820円(税込)
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