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第36回 一枚の繪 岡谷絵画展

会期 会場 在廊日
2020年1月18日(土)〜1月20日(月)
10:00〜18:00 (最終日は17:00閉場)
長野・岡谷 笠原書店 2階 ギャラリーあすなろ
TEL 0266-23-5070

池上武男先生在廊日(予定) 
1月18日(土)11時〜17時 
1月19日(日)14時〜17時
 
TOPICS−新着情報
第36回 一枚の繪 岡谷絵画展
池上武男 『棚田の目覚め』 ミクストメディアP8号
第36回 一枚の繪 岡谷絵画展
池上武男 『ニッコウキスゲ』  ミクストメディアF4号
 第36回を数える恒例の「一枚の繪 岡谷絵画展」が今年も年のはじめ、1月に開催いたします。
今回は、諏訪市に在住の新進気鋭の画家、池上武男先生をお招きし、先生のお作品20点あまりを展示させていただくとともに、雑誌『一枚の繪』誌上でも活躍している気鋭の若手作家、日本画家・白鳥純司先生や伊藤清子先生の動物画作品などもあわせて展示いたします。

画肌をつくりあげた先の表現の先に

 気鋭の作家陣の中から、ここでは、長野県ゆかりで、2018年、第43回絵の現在選抜展で銀賞を受賞された池上武男先生をご紹介いたします。
池上先生は1964年生まれ。東京藝術大学大学院を修了し、東京で商業デザインの仕事に就きました。その後、故郷の長野に戻って絵画教室の主宰、高校の美術講師をしながら数々の公募展に出品。前田青邨記念大賞や熊谷守一記念大賞展大賞、平等院表参道美術作品公募展では最優秀賞、そして2年前、絵の現在選抜展での受賞と、美術界で高い評価を受けております。

 池上作品は、画肌(マチエール)から淑気を醸し出しつつ感じられる対象の存在感が観る者にまっすぐ伝わり、絵画作品を愛でることの満足感を静かに増幅させてくれます。その、画肌をつくりあげる画材について池上先生は「私にとって画材は『道具』なので、描きたいイメージを表現するのに最適と思われる画材を選びます。料理をするなら包丁、木を切るならノコギリ、薪を割るなら鉈。みたいなイメージです」

とのこと。池上先生は表現(頭の中に思い描かれたものを具現化)がまず先にあって、そのための材料としての絵具や筆があるということなのでしょう。
油絵具を使う洋画家とか岩絵を使う具日本画家、という肩書でくくるのではない、ひとりの作家なのだという矜恃を感じます。
今回の展示作品の中には、『御神渡り』など、地元の風景をモチーフにされた作品があります。身近な光景を表現される際は
「地元の人間だからこそ知る(感じる)リアリティーを表現すること。
その時々で感じる印象で描くので、特に過去の思い出とオーバーラップすることはありません」

という池上先生。まさに今を生きる作家が今を、そして、「今」から続く未来を想起させるようなものを画布にザクザクと表現されるひとりの絵師を想像します。

見る方のイメージと重ねて、それぞれのリアルを感じて欲しい

 今回の展覧会出品作の見どころをおうかがいすると

「抽象画でもなく写真的な細密描写でもない筆致を活かした表現で、私なりの存在のリアルを表現しています。
細密描写を避けることで決め込まれていないファジーな部分を、見る方のイメージと重ねてそれぞれの方のリアルを感じて欲しいと思います」
 冠着山(俗称・更科山、姨捨山)で月見をして「更科紀行」を書いた俳人・松尾芭蕉の遺したことばとされる俳句の表現について、「いいおおせて何かある」という、〈俳句という17音という短いことばの中ですべてを言い尽くしてしまって何になるというのか。そこには余情がないではないか〉という一節を思い起こします。
池上先生もまた、芭蕉と同じようなことを絵画表現に置き換えておっしゃっているように思えます。「筆致を活かし」て「ファジーな部分」画面上につくり、見る方々が「リアルを感じ」とるというのは、まさに余情、リアルな空気感を、地元の方ならより親近感をもって味わえるのではないか。そのようなタブロー(作品)との出合いが、ギャラリーあすなろで待っていることでしょう。
池上先生の、こだわりをもって表現された画肌の凹凸から浮かび上がる余情を、会場で味わうことのできる「一枚の繪 岡谷絵画展」。どうぞお楽しみください!


第36回 一枚の繪 岡谷絵画展   第36回 一枚の繪 岡谷絵画展   第36回 一枚の繪 岡谷絵画展
伊藤清子 『へそ天』
日本画F3号
  白鳥純司 『紫園』
日本画F4号
  内田博 『スージークーパーのある静物』 
油絵F4号
 

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