今月のおすすめ作品<日本の春を彩る桜>お知らせ

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日本列島に春の訪れを告げ、私たちの心をも彩ってくれる桜。今月は、人気作家が描く全国の桜の名木・名所のなかから、お勧めの作品5選をご紹介いたします。

百瀬太虚 石部桜(福島県会津若松市)


石部桜(福島県会津若松市) 油彩4号 176,000円(税込)
樹齢600年のエドヒガンで会津五桜のひとつ。幹が根元から8本に分かれていて、枝張りは20メートル。田んぼの中にあり、遠くからでもそれとわかる。会津の歴史を見つめてきた大きな桜である。

鎮西直秀 瑞輝 桜・岩木山吉朝


瑞輝 桜・岩木山吉朝 紙に油彩特3号(13.7×45.5㎝) 220,000円(税込)
若い頃から世界の朝夕をメインテーマとして制作していましたが、50歳を目前にして新境地を開く契機となったのが、素晴らしい桜と富士の風景との出合いでした。それから毎年のように富士周辺の桜を取材し続け、次第に範囲を広げて、全国の景勝地の桜を取材することとなりました。この作品では東北一の桜の聖地、岩木山の清々しい朝の風景を描きました。

立川広己 名も無き古木(桜)


名も無き古木(桜) 油彩6号 297,000円(税込)
日本の花といえば、やはり真っ先に桜の花が頭に思い浮かびます。巡る季節の中で風雪に耐え、咲き誇る桜は、毎年春になると何とも美しい姿を見せてくれます。この作品は埼玉県・岩槻城址公園の桜の古木を表現しています。

服部譲司 お花見列車“さくら”(大井川鉄道田野口駅)


お花見列車“さくら”(大井川鉄道田野口駅) 油彩6号 264,000円(税込)
静岡県に春が来ると、ここ大井川鉄道沿いに植えられた桜が咲き、茶摘みのシーズンに入ります。桜の季節には、蒸気機関車(SL)の引く「お花見列車“さくら”」(急行)が運転されます。

金子東日和 朝の滝桜(福島県三春町)


朝の滝桜(福島県三春町) 油彩P6号 396,000円(税込)
「あの菜の花は私が植えているんですよ」。初冬に滝桜の 取材で訪れたとき、滝桜のそばにある畑で大豆の収穫をしていた男性が、滝桜の素晴らしさを語る中で、そっと教えてくれた。春、その菜の花の彩りが、満開の滝桜をより引き立てている。