今月のおすすめ作品<水彩の奥深さ>お知らせ

シェアする

透明感あふれる美しい色彩、にじみやぼかし、洗いといった技法による豊かな表現など、魅力に満ちた水彩画の世界。今月は、水彩の多様性や奥深さを楽しんでいただけるおすすめ作品5選をご紹介します。

大原裕行 ジュンベリー


ジュンベリー 水彩8号大 352,000円(税込)
水彩画は、時間に合わせて制作をコントロールできる画材であると言えます。例えば、一瞬のきらめきをスピーディーにとらえ、留める描き方。じっくりと色調や内容を深める仕事。100号を超えるような大作の制作。どのような描写方法を用いても、「水彩画です」という顔をしてくれる。自身の力量を高めれば高めるほど、多くを返してくれるから面白い。(大原裕行

瀧川信介 百塔の街


百塔の街 水彩10号大 220,000円(税込)
今、改めて感じているのは「水」と「彩」。この不安定なものをコントロールする難しさと面白さを実感しています。混色に行き詰ったら顔料をそのまま活かせるパステルを描いて試行錯誤。まだまだこの水遊びは終わらないようです。(瀧川信介

大久保佳代子 バラ園


バラ園 水彩8号大 176,000円(税込)
最近チャレンジしていることは、短時間で描くこと。人前でデモンストレーションを行うようになったことも理由のひとつですが、40分程度で完成度を高め、デッサンのような絵画を描いています。余計なストロークを減らし、フレッシュな印象の作品になっていけばいいなと思っています。(大久保佳代子

内田信隆 Musee du Lourvre


Musee du Lourvre 水彩6号 132,000円(税込)
透明水彩絵具を使用するこだわりは、絵具+水+紙+筆の力を利用し、にじみやぼかしなどで無作為的な箇所が描きやすいこと。またインパクトエリアである作品の主題箇所が作為的に描きやすいことです。制作ではパレットではなく、水彩紙の上で形にとらわれずに直接混ぜ合わせて進めていきます。絵具と水が混ざり合って紙に広がっていく様がとても神秘的です。(内田信隆

山本佳子 庭のバラ


庭のバラ ガッシュ4号大 88,000円(税込)
ガッシュ(不透明水彩)は、私にとって最も身近な画材です。淡彩や透明水彩のように使うことができ、また修正を重ね、あきらめずに追求することもできます。正確さを求め、おそるおそる描くと筆の勢いと同時に気持ちにもブレーキがかかります。感動を何よりもまず先に優先できるガッシュは思い切って気分良く筆を進められます。(山本佳子