今月のおすすめ作品<選抜展受賞作家が描く郷愁の風景>お知らせ
2年に一度開催されている絵の現座選抜展の近年の受賞作家が描く「郷愁の風景」。昭和100年という節目の年にオマージュを込めて制作された、おすすめの作品5点をご紹介します。
河原 裕 「橋に鯉のぼり」

「橋に鯉のぼり」 油彩6号 165,000円(税込)
かわはら・ゆう
金沢を流れる浅井川で、橋に掲げられた鯉のぼりにふと目がとまりました。風を受けて悠々と様子に、幼い頃を思い出すような懐かしい気持ちにさせてくれました。また、薄暗がりにライトアップされた光景はどこか幻想的に感じました。(河原 裕)
秋山拓也 「風薫る原風景」

「風薫る原風景」 油彩6号 132,000円(税込)
あきやま・たくや
春になると田んぼに水が入り、辺り一面が鏡のようにキラキラと輝く光景を描きました。近年は減反政策や後継者不足などさまざまな要素が相まって、休耕が目立ってきました。また、少ない人員で作業効率化を図るためなどで田んぼの拡張工事も進み、あぜ道も徐々に減少しています。かつての風景は時代とともに変化を遂げ、作品にした場所も数年で大きく変わるかもしれません。今後どのような風景に生まれ変わるのかも見守っていきたいです。(秋山拓也)
乾 しょうこ 「七曲市場」

「七曲市場」 オイルパステル6号 132,000円(税込)
いぬい・しょうこ
明治末期から続く和歌山市の七曲市場は、黒門市場など他の市場が跡形もなくなくなっていく中で、今も昔の繁栄を思わせる建物や看板が残っている、趣きある数少ない場所です。(乾 しょうこ)
石橋佐一郎 「横利根閘門」

「横利根閘門」 油彩6号 132,000円(税込)
いしばし・さいちろう
横利根川が本流の利根川に合流地点に設置されている閘門(こうもん)を描きました。パナマ運河と同じ仕組みです。周囲は公園で、川釣りを楽しむ客でにぎわっています。(石橋佐一郎)
井出 昭 「落陽」

「落陽」 アクリル6号 198,000円
いで・あきら
昭和-戦後の復興から高度経済成長期へと進み、その後も時代は移り変わり、人々の暮らしや価値観も大きく変わりました。高度成長期の象徴としての工場地帯、そこに沈む夕日は変わることなく100年後も明日への未来をつなぎます。(井出 昭)
