今月のおすすめ作品<この季節に飾りたい風景画>お知らせ

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さくら前線の北上とともに、いっせいに萌えだす木々。やがて迎える新緑の季節に向かって、生命の息吹が輝きはじめます。今月は、この季節に飾りたいおすすめ作品5点をご紹介いたします。

川村信子 青い風


青い風 油彩6号 198,000円(税込)
光を受けて立つ水辺の樹。樹の豊かさを主役に構図を決めて描きました。(川村信子

金子東日和 朝の忍野村(山梨県忍野村)


朝の忍野村(山形県忍野村) 油彩P6号 396,000円(税込)
手前を流れる新名庄川沿いで、位置や季節を変えて描いてきた名景・忍野富士。山すそにたたずむ茅葺きの民家。今はその前に近代建築の家が建ち、左の2軒が見えなくなっている。それでも絵は自在で、その家を取り除くことで名景を再現できる。(金子東日和

王 軍 新緑の頃


新緑の頃 水彩5号大 165,000円 (税込)
水辺に優雅にたたずむ若葉。水面に葉が映り込み、生き生きとした緑はみずみずしく輝き、生命力を感じさせる。風はかすかに葉の揺れる音をさせながら、鳥たちのさえずりが遠くから聞こえる。新緑に囲まれた水辺は自然との調和をする場所。そこに身を置くことで都会の喧騒を忘れ、心が落ち着き、癒されるひとときをすごすことができる。(王 軍

才村 啓 芽吹くころ(南信)


芽吹くころ(南信) 油彩特6号 198,000円(税込)
風景画に魅せられて約25年になります。最初は奈良など関西を中心にさまざまな場所を歩き回り、写生を重ねました。風景を描く喜びに目覚めた時期でした。そうしているうちに、琵琶湖の西側にある湖西地方の風景と出合って感動し、移住して徹底的に写生をし、勉強を重ねるようになりました。4年間滋賀県に住み、今度は信州の北アルプスを舞台に大作を描くため、長野県にまた4年間住み込んで修行しました。このような現場制作が今の私の制作の土台となっています。しかし、風景に対する感動は20代の頃と変わっていません。(才村 啓

葛西俊逸 風、薫る(白神付近)


風、薫る(白神付近) 油彩6号 297,000円 (税込)
秋田と青森県境の世界遺産・白神の春。待ちに待った雪どけの後、増えていくさみどりの言葉を拾い集めて、ただ新緑へたどりつく。澄んだ水に映る樹々。私はひとり、描いている。たたずむ樹木の髪を揺らして、春の風が吹き抜けていく。(葛西俊逸